デンソーエレクトロニクス 75年史
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 第1章 1950-1999 ニッポンボデーからアンデンへ 1960年代から1970年代にかけて日本が高度経済成長期を迎えると、所得向上とともにマイカーブームが到来。1960年代後半には自動車保有台数が1000万台を突破し、東名高速道路が開通するなど道路整備も進んでいった。また、1969年に三菱とクライスラーが提携に合意し、その2年後には自動車の資本自由化が閣議決定されるなど、自動車産業を取り巻く環境は年々拡大し、また国際化が進みつつあった。 こうした背景の中、当社では日本電装からの受注が急増し、従業員数も300名近くに達したことから、1967年に刈谷市から安城市篠目町へ本社を移転した。翌年、社名をニッポンボデーから安城電機株式会社に変更すると、「小さくとも世界企業に」という目標を掲げ、企業体質のさらなる強化に取り組み始めた。1967年に本社を安城市篠目町に移す第1章-211小さくとも世界企業に。企業体質の強化と転換をめざす

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