第2章 2000-2007 グローバル成長の時代 当社が50周年の節目を迎えた2000年、この時代は自動車業界にとっても大きな転換期となった。1997年に発売されたトヨタのハイブリッド車プリウスは燃費性能や環境負荷に対する世界市場の期待を背負った。他社メーカーもこれに追随し低燃費・低排出車の開発競争が一段と加速しつつあった。車両のエレクトロニクス化を背景に電子製品が拡大している中で、当社は1996年のエアコンECU移管に続き、デンソー幸田製作所から更なる電子製品移管を受け入れていった。 一方、国内自動車メーカーがグローバルに市場拡大する中、リレー製品のグローバル生産を視野に入れた世界戦略製品であるK3リレーを開発、基幹製品の一つとして現在に至っている。 アジア市場が本格的な成長期に入ったのもこの時代である。市場拡大の追い風を受けて、当社も念願の自社工場である「アンデンタイランド（現デンソーエレクトロニクスタイランド）」を立ち上げた。アンデンタイランド オープニングセレモニー（2004年10月）ソナーECUソナーセンサ25拡大基調の経済下、初の海外進出と戦略製品の開発
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