はじめは期間契約社員として仕事に就き、現在は生産ラインに務めています。出産の際にも上司から産休を勧められました。子育てには理解のある会社で復帰後もあたたかく迎え入れていただきました。現在は車載用のキーレスエントリー用ブザーを製造していますが、3名が1チームとなり、私はその班長として新人を指導したり、品質管理も行いながら生産ラインに就いています。チームのメンバーはもちろん、他部門のみなさんともできるだけコミュニケーションを取りながら、子育てで休んだ分、今度は自分がみんなの仕事をカバーしてあげる! そんなつもりで働いています。
以前、手で部品を組み立てる製造ラインにいたころは、道具を置く位置ひとつで効率化できることを知りました。現在は各工程が自動化されたトランサーラインで生産をおこなっていますが、ここでもどうすれば不具合やトラブルが起きないか? と考えながら作業しています。物事には原因があって、それを解決すればうまくいくということを、子育てにも応用してみたんです。「料理しながら子育てするにはどうすればいい?」とか、「どうしてこの子は怒っているのかな?」とか、すぐ叱るのではなくていったん理由を考えてから叱ろうとして叱る、とかですね。すべてうまくいくとは限りませんが、思い通りにコトが運んだときには「やったね!」という気分になります。逆に仕事の場面でも思うような結果が出たときにはチームのみんなで喜ぶ、気持ちがひとつになる、そんな点にやりがいを感じています。