ハイブリッド車やEV車など、静音性の高いクルマに搭載されている接近通報装置のECUを設計・開発しています。低速走行時に音を鳴らして歩行者にクルマの接近を知らせる製品です。デンソーエレクトロニクスがカーメーカーと共同開発し、世界に先駆けて市場に投入しました。今後は日本だけでなく、各国の法規で搭載が義務づけられる予定です。現在はカーメーカや市場の要望に応えるため、製品のコストダウン・軽量化などにチャレンジしています。課題は山積みですが、その解決に向かって日々努力できるのは技術者にとってうれしい限りです。
私は転職でデンソーエレクトロニクスに入社しました。転職前は開発業務を担当していましたが、開発と製造現場に距離がありました。もっと現場の近くで製品の設計・開発に携わりたい…そんな想いとマッチしたのが、デンソーエレクトロニクスでした。職場と工場が近いことはもちろん、特に惹かれたのは部署間の濃密なコミュニケーション。関係部署のたくさんのメンバーと協力しながら一体となってひとつの製品をつくり上げるんです。自分で設計した製品が、現場でカタチになっていくのをしっかりと感じられる。モノづくりの手応えを、関わったみんなで共有できることがデンソーエレクトロニクスのいちばんの魅力だと思います。